はじめに 畳ってどうなってるの?
「畳って中はどうなってるの?」
「裏返しって、畳をひっくり返すの?」
そんな素朴な質問をされることがあります。
普段は表面しか見えませんが、畳の中にはいくつもの素材と職人の技が詰まっています。
今回は、写真を使って畳の構造をわかりやすくご紹介します。
畳は3つの部材でできています
畳は大きく分けて、
「畳床(たたみどこ)」「畳表(たたみおもて)」「畳縁(たたみべり)」
の3つの部分からできています。

畳床(たたみどこ)
畳の「芯」にあたる部分です。
昔は稲わらを何層にも重ねて作っていましたが、
今では軽くて断熱性の高い建材床(木質ボード+断熱材)や、
環境にやさしいケナフ床なども使われています。
畳の踏み心地や厚み、保温性を左右する大切な部分です。
畳表(たたみおもて)
イ草を織った「ゴザ」にあたる部分で、見た目の印象を決める部分です。
天然い草の香りにはリラックス効果があり、吸放湿性にも優れています。
最近では、樹脂製や和紙表など、お手入れが簡単なタイプも人気です。
畳縁(たたみべり)
畳の端に縫い付けてある部分。
今は自由に選べるデザイン性の高いアイテムになっています。
和室の印象を引き締めるアクセントにもなります。
畳はお部屋ごとの“オーダーメイド”
畳は既製品ではなく、一枚一枚がお部屋に合わせて作られるオーダーメイドです。
職人が実際にお宅へ伺い、部屋の形や柱の出っ張りなどを細かく採寸して製作します。
昔ながらの日本家屋はもちろん、リフォームされた洋間でも、
隙間なくピッタリと納まるように作るのが畳職人の技。
だからこそ、見た目の美しさだけでなく、座ったときの心地よさも違います。
📏 ポイント:
「同じ六畳間でも、寸法は一軒一軒ちがいます。」
→ この“合わせる技”こそが、畳の魅力です。
「畳を裏返す」とは?
「畳の裏返し」と聞くと、
“畳ごとひっくり返して使う”と想像される方もいますが、実は違います。
裏返しとは、畳表(ゴザ)を外して裏面を使う作業のこと。
畳床はそのまま使い、表と縁を裏面に張り直します。
目安は表替えから3〜5年。
裏面がまだきれいなうちに行うと、見た目も長持ちします。
※忍者の「畳返しの術」は私はいまだ未収得です(笑)
畳替えの種類をかんたん比較
| 種類 | 内容 | タイミング | 費用目安 |
|---|
| 裏返し | 畳表を裏にして再利用 | 表替え後3〜5年 | ◎ お手頃 |
| 表替え | 畳表と縁を新しく交換 | 5〜10年 | ○ 中間 |
| 新調 | 畳床から新しく製作 | 10〜20年 | △ 高め |
🔸 ポイント:
裏返しのタイミングを逃すと、裏面が使えなくなってしまうことも。
早めの相談がおすすめです。
まとめ 畳を知ると、もっと和室が好きになる
畳は見た目以上に複雑で、
日本の住文化と職人技が詰まった敷物です。
構造を知ることで、
「裏返し」や「表替え」の意味も自然と理解でき、
より長く快適に使うことができます。
「うちの畳は替え時かな?」と思ったら、
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